2026/10/31 07:17

旧Popcorn Time派生版、Macの更新ツールに欠陥 残存ファイルを確認

Eye Researchが10月22日に公開した調査で、旧派生版「Time4Popcorn」のMac用更新ツールに危険な仕組みが残っていたことが分かりました。アプリを開かなくてもMac起動時に動き、暗号化されていない経路から受け取ったプログラムをroot権限で実行できました。今回の報告は9日前の原典に基づく未掲載情報です。

Time4PopcornのMac用補助プログラムPT.upddと暗号化されない更新経路の編集図
画像: Interface Wire(Eye Researchの調査に基づく編集図)

停止したのは更新ツールだけ

研究者は2025年11月から2026年3月にかけて、取得できた更新用ドメインを使って更新ツールを遠隔停止しました。Macの影響台数は25万〜35万台と推定していますが、識別子の変動があるため正確な実数ではありません。停止用の配信はアプリ本体を消しておらず、届かなかった端末がないとも言えません。悪用が実際に起きたことも原報告は示していません。

対象は「Popcorn Time」の名で配られた旧派生版Time4Popcornです。同じ名前の別プロジェクトまで一律に該当するわけではありません。研究者は、古いアプリ本体も2014年当時のWeb技術を使い、別の危険が残るとして削除を勧めています。

Macで確認する場所

以前この旧版を入れた心当たりがある場合、研究者の対処案内は補助プログラム「/Library/PrivilegedHelperTools/PT.updd」と起動設定「/Library/LaunchDaemons/PT.updd.plist」を確認先に挙げています。ファイルの存在だけでは現在動作中か判断できません。自分の端末の状態を確かめ、原典の手順に沿って停止・削除を検討してください。

研究者は、更新ツールの停止だけではアプリ本体の危険を解消できないと明記しています。通常のMacや別のPopcorn Time派生版が同じ欠陥を持つとの証拠ではありません。

古いアプリを消した記憶だけでは、裏で動く補助プログラムの有無まで分かりません。心当たりのあるMacでは、対象の版と残存ファイルを確かめることが先決です。