2026/08/21 02:15

Apple Music、AI生成作品に「Made With AI」表示 年内追加へ

Apple Musicは、生成AIが素材の重要な部分に使われた作品へ「Made With AI」ラベルを表示する準備を進めています。9to5Macが8月20日(米国時間)、Appleからクリエイターへ送られたメールを確認しました。配信側だけが扱ってきた申告タグを、年内にリスナーから見える情報へ変える計画です。

Apple Musicの赤いアプリアイコン
画像: 9to5Mac

楽曲、歌詞、アート、映像を分けて申告

対象は楽曲だけではありません。Appleが3月に導入したAI Transparency Tagsは、アートワーク、音源、作曲、ミュージックビデオの4種類です。作曲には歌詞なども含まれ、1作品に複数のタグを付けられます。

今回のメールでは、コンテンツの重要な部分にAIが使われた場合に申告が必要で、生成AIサービスから主に作られたものも対象だと説明されたといいます。単に「AI曲」と一括りにせず、どの制作要素にAIが入ったかをメタデータで分ける設計です。

自動判定ではなく、表示位置も未公表

これはApple Musicが作品を自動判定する仕組みではありません。3月の案内では、何をAIコンテンツとみなすかはレーベルや配信事業者の判断に委ねるとされました。表示の正確さは、提出されたメタデータに依存します。

ラベルの具体的な位置や画面デザイン、開始日はまだ公表されていません。公開中のApple Musicスタイルガイドは現行版を確認できるものの、利用者向け表示の実装例は載せていません。年内という幅のある予定から、実際にどの画面で、どこまで目立つ形で出るかが次の焦点です。

Apple Musicが選んだのは、AI作品を一律に排除することではなく、制作側の申告をリスナーの判断材料へ変える方法です。ラベルが検索や推薦にも使われるのかは、まだ分かっていません。