AirPodsのカスタムEQ、iOS 27公開ベータで低音・中音・高音を調整可能に
iPhone Maniaが2026年7月19日に拾ったAirPodsのカスタムEQは、単なる音質好みの小技ではありません。AppleはiOS 27ページで、AirPods設定から低音・中音・高音を調整できると説明しています。9to5Macによると、AirPods公開ベータのファームウェア9.0.314、ビルド9A314bで、対応モデルからこのCustom EQを試せるようになりました。

公開ベータで試せるが、まず対象モデルを確認する
9to5Macは、今回のAirPods公開ベータがAirPods Pro 3、AirPods Pro 2、AirPods 4、アクティブノイズキャンセリング搭載AirPods 4、AirPods Max 2を対象にしていると報じています。Apple Developer Supportのベータ案内も、AirPods Public Betaの対応機種として同じ系統のモデルを並べ、利用にはiOS 27以降またはmacOS 27以降のベータ環境が必要だと説明しています。

導入の入口も以前より分かりやすくなっています。Appleの案内では、iPhoneやiPadならAirPodsを接続し、Bluetooth設定の情報ボタンからAirPods Beta Updatesを有効にします。ただし、ベータ版は一度入れると通常版へすぐ戻せるものではありません。毎日使うイヤホンで通勤、会議、運動をこなしているなら、正式版まで待つ判断も自然です。
3バンドEQは、Apple任せの音に小さな余白を足す
AppleのiOS 27ページは、AirPods Custom EQについて、AirPods設定で低音、中音、高音を調整して音をさらに個人化できると説明しています。9to5Macは、SettingsアプリのAudio and Routing内にEqualizerがあり、Customを選ぶと lows、mids、highs を調整できると報じました。MacRumorsも、iOS 27と最新ファームウェアの組み合わせで同じ導線を確認しています。
これは本格的な多バンドEQではありません。むしろAppleらしいのは、細かい周波数表を見せず、低音・中音・高音という日常語に近い三つへ丸めている点です。AirPodsの音作りを完全に開放するのではなく、Appleの基準音を保ったまま、低音を少し抑える、声を少し前に出す、といった調整だけを許す設計です。
| 項目 | 確認できた内容 | 読み方 |
|---|---|---|
| 調整項目 | 低音・中音・高音 | 本格EQではなく、日常的な音の好みを整える設定 |
| 対象モデル | H2世代のAirPods Pro 2/3、AirPods 4、AirPods Max 2系 | 古いAirPods Maxや旧世代モデルは対象外として確認が必要 |
| 利用条件 | iOS 27以降またはmacOS 27以降のベータ環境とAirPods Public Beta | 普段使いの1台なら正式版まで待つ余地がある |
Siri AIやGymKitより、毎日触る設定になる可能性がある
iOS 27のAirPodsまわりには、Siri AI連携、Adaptive Audioの細かな調整、AirPods Pro 3のGymKit関連報道など、派手な話題もあります。ただ、Custom EQはもっと直接的です。音楽、動画、通話、ポッドキャストの聞こえ方に毎日触れるため、対応モデルを持つ人にはSiri AIより先に体感される更新になるかもしれません。
一方で、記事として強調すべきなのは『今すぐ入れよう』ではなく『正式版でAirPodsの設定面が少し変わる』ことです。AppleはiOS 27を今秋公開予定と案内しており、Siri AIは英語で今年後半としています。Custom EQもベータ段階では表記や導線が変わる可能性があります。現時点では、AirPodsが初めてユーザー側の音作りを明示的に受け入れた、という方向を読めば十分です。
AirPodsは長く、Appleが決めた音をそのまま使う製品でした。iOS 27のCustom EQは、その考え方を急に反転させるほど大きな機能ではありません。それでも、低音・中音・高音の三つだけでもユーザーへ渡すなら、AirPodsの設定画面は『接続する場所』から『自分の聞こえ方を少し整える場所』へ近づきます。