2026/09/07 12:09
Asahi LinuxがM3搭載Macに対応 スリープ・HDMIは未対応
Asahi Linuxが9月6日、M3、M3 Pro、M3 Max搭載Macをインストーラーの対応対象に加えました。ただし、現時点ではExpertモードでの導入に限られ、スリープやHDMI出力は使えません。対応開始を、普段のmacOS環境をそのまま置き換えられるという意味で受け取るのは早そうです。
対象はMacBookとiMac、M3 Ultraは対象外
今回加わったのはM3系のMacBookとiMacです。M3 Ultra搭載Mac Studioはまだ対応していません。同じM3の名前が付いていても、一括して導入できるわけではありません。
開発チームによると、Wi-Fi、Bluetooth、内蔵カメラとマイク、最大10GbpsのUSB接続、AV1を含む動画のハードウェアデコードなどが動作します。8月の進捗報告から一歩進み、今回はインストーラー経由で試せるようになった点が新しい動きです。
持ち歩きとHDMI出力には制限
制限の中心は、画面制御を担うDCPとGPUへの対応です。ファームウェアが提供する画面描画機能の制約でスリープは動作せず、HDMI端子を備えたMacBookでもその端子は無効です。高速で省電力な3D描画も、現段階では期待しないよう開発チームが説明しています。
ふたを閉じて持ち歩く、HDMIで外部モニターにつなぐ。そうした使い方を前提にするなら、対応状況の更新を待つ判断が自然です。動画デコードが動くことと、GPUによる3D描画が整うことも別の話です。
チームは数週間後のFedora Linux 45ベータに合わせ、Expertモードの制限を外すことを目指しています。ただし重大な不具合がなければ、という条件付きの目標です。一般向け導入の確定日ではありません。