2026/10/31 07:12

OpenAI「GPT-6 Rosalind」提供開始 承認研究者向け、Codex・APIでも

OpenAIは10月30日、生命科学研究向けの「GPT-6 Rosalind Research」を承認済みの利用者に提供し始めました。対象はChatGPT Work、Codex、APIです。通常のChatタブで誰でも選べるGPT-6モデルではなく、組織と利用者の研究用アクセス承認が必要です。

GPT-Rosalind-6 ResearchのWork、Codex、APIでの限定提供を示す編集図
画像: Interface Wire(OpenAIの提供情報に基づく編集図)

Astraと同じ重み、研究用の提供条件

APIでのモデル名は「gpt-6-rosalind」です。OpenAIのシステムカードによると、モデルはGPT-6 Astraと同じ重みを使い、今回の提供に向けた追加の学習や事後学習は行っていません。違いは生命科学研究向けの利用範囲と、信頼できる組織に限るアクセス・監視の条件にあります。

Rosalind Discoveryの利用承認だけではResearchを使えません。Enterpriseでは最初の2週間が管理者向けプレビューで、初期状態はオフです。管理者が承認済みの研究者を有効にする必要があります。既存のGPT-5.5 Rosalind Researchも引き続き利用できます。

生命科学の評価と残る限界

OpenAIは生物・化学分野の能力を「High」と評価しました。実験手順の知識やトラブル対応など、4つのHigh能力評価のうち3つで調整後のスコアが目安を超えたと報告しています。一方、4つのCritical能力評価はいずれも目安に達していません。

これらは同社の評価であり、研究現場での成果や安全性を独立に確かめた結果ではありません。新モデルが一般利用者のChatGPTに追加されたと受け取らず、研究用途の承認条件と提供先を確認する必要があります。

新しい点は、生命科学向けResearchでGPT-6世代のモデルを使えるようになったことです。一般向けのChatGPTに同じ選択肢が増えたわけではありません。