2026/08/12 07:20
Apple Watch、熱中症で倒れた利用者を119番へ 転倒検出が作動
Apple Japanは8月11日、熱中症で倒れて意識を失った国内利用者を、Apple Watchの転倒検出が救急通報につないだ事例を動画で紹介しました。本人が電話できない状態でも、転倒後の無反応を検知して119番へ発信し、現在地を伝えたといいます。
1分間動きがないと自動通報
Appleの現行サポートによると、対応するApple Watchは激しい転倒を検出すると、手首を叩いて警告音と通知を出します。着用者が1分間動かない場合は30秒のカウントダウンを始め、終了後に緊急通報サービスへの連絡を試みます。
電話がつながると、転倒を検出したことと緯度・経度を音声で伝えます。通話後は、メディカルIDに登録した緊急連絡先へ位置情報を添えて通知します。今回の事例は熱中症そのものを検知したのではなく、倒れた後の転倒と無反応が通報のきっかけです。
55歳未満は設定を確認
転倒検出は18歳以上が対象です。55歳以上では年齢情報をもとに自動で有効になります。少なくとも18〜54歳で新しいApple Watchを設定した場合、初期状態は「ワークアウト中のみオン」です。日常の転倒も対象にするには、iPhoneのWatchアプリで「マイウォッチ」から「緊急SOS」「転倒検出」へ進み、「常にオン」を選びます。
自動通報にはApple Watchの「手首検出」も必要です。すべての転倒を検知できるわけではなく、強い衝撃を伴う運動を転倒と誤認する場合もあります。間違って通報したときは電話を切らず、救助が不要だと担当者に伝えるようAppleは案内しています。
救助事例が示したのは、特別な操作ではなく、倒れた後に操作できない時間をApple Watchが埋めたことです。夏の外出前に、転倒検出、手首検出、年齢、緊急連絡先を一度確認しておく価値があります。