2026/10/17 07:10

Apple、AIで作る同意なき性的画像への対策を審査規定に明記

Appleは10月16日、App Storeの審査ガイドラインを改訂し、AIで作られた同意のない性的画像を含む不適切な投稿への対策を、アプリ開発者の責任として明記しました。審査時には隠していた機能を承認後に有効にする行為も、新しい条項で明確に禁じています。

Appleの審査規定1.2のコンテンツ対策と2.5.19の隠し機能禁止を並べた編集図。実際のアプリ画面ではない
画像: Interface Wire / Appleの審査ガイドラインに基づく編集図

画像の投稿・生成を扱うアプリに、予防と通報の仕組み

改訂された1.2は、利用者が画像などを作成・投稿・共有できるアプリに、AI生成アプリも含むと示しています。開発者には、不適切な内容を投稿前に防ぐフィルター、通報への迅速な対応、悪質な利用者をブロックする機能、連絡先の公開が求められます。Appleは、同意のない性的画像を予防・削除する対策が不十分な場合や、通知後も是正しない場合、開発者行動規範違反としてApp Storeから削除され得ると説明しています。

新たに性的画像の生成を初めて禁止したわけではありません。Appleは、そうしたアプリやポルノ的な内容を以前から禁じていたと説明しており、今回は生成AIを使う場合も含めて運用上の責任を明確にしました。

審査後に現れる「隠し機能」も明確に禁止

新設された2.5.19は、隠された機能、休眠中の機能、説明されていない機能をアプリに含めないよう求めます。審査時には通常のアプリに見せ、承認後に別の機能を有効にするような行為が対象です。違反が見つかれば、アプリの削除や開発者アカウントの停止につながります。

7月にはサンフランシスコ市当局が、同意のない性的画像を作るアプリの削除をAppleなどに求めたと報じられました。今回確認できるのはAppleが公表した規定の変更であり、個別アプリの削除件数や対策の実効性までは示されていません。