Ferrari Luce初号車、4,000万ドルで落札 新車の競売最高額
Jony Ive氏とMarc Newson氏のLoveFromが関わったFerrari初の電動車Luce。その量産初号シャシー「Chassis 0」が、RM Sotheby’sのMonterey Auctionで4,000万ドルで落札されました。新車の競売では最高額です。
110万ドル超の評価から4,000万ドルへ
RM Sotheby’sの公式結果ページは、Lot 345を「40,000,000 USD | Sold」と表示しています。買い手手数料は免除され、売却代金はFerrari Foundationを通じて教育支援に充てられます。前年にTailor MadeのFerrari Daytona SP3が記録した2,600万ドルを1,400万ドル上回りました。
Chassis 0は、Luceプログラムで最初に造られた量産シャシーです。落札後はいったんイタリア・マラネッロへ戻され、最終納車は2027年第1四半期の予定。完成車をその場で持ち帰る競売ではなく、Ferrariが最初の一台の物語まで管理する販売です。
値段が示すのは市販車の相場ではない
白い外装は専用のMadreperla Semi-Glossで、光の角度により緑から紫へ反射が変わります。内装もPerla色のメタリックレザー、白いホイール、専用キャリパーで統一されました。Luceという名前を、色と素材で一点物にした仕様です。
4,000万ドルは、通常のLuceの価格やEV需要をそのまま示す数字ではありません。量産初号車の希少性、Tailor Made、慈善目的、LoveFromが関わるデザイン史が重なった結果です。それでも、物理操作とデジタル表示を組み直したLuceが、発表時の賛否を越えて収集対象になったことははっきりしました。
Luce Chassis 0は、電動Ferrariの性能表より先に、LoveFromのデザインを歴史的な一点物として市場へ定着させました。4,000万ドルは車両価格というより、最初の一台に与えられた文化的な値札です。
