2026/08/27 12:08

Apple、watchOS 27で起動しない一部アプリを自動更新

watchOS 27ベータで起動しない一部のApple Watchアプリを、Appleが開発者に代わって再処理し、App Storeから更新しています。更新は互換性の修復に限られ、開発者への通知では8月31日までに完了する予定です。

3台のApple Watchを並べた9to5Macの記事画像
画像: 9to5Mac

App Storeの更新欄にAppleによる対応と明記

9to5Macによると、watchOS 27ベータでは一部の既存アプリが起動しない問題があり、Appleは対象アプリを特定して互換性更新を配信しています。開発者が新しい版を提出するのではなく、Appleが既存アプリを処理してApp Storeへ出す対応です。

対象アプリの更新欄には、watchOS 27との互換性に備えるためAppleが更新したこと、新機能は含まれないことが記されています。Appleは今週、該当する開発者へ作業を8月31日までに終えると通知したと報じられています。

arm64バイナリを再処理して互換性を確保

原因は一部のwatchOSアプリに含まれるarm64バイナリの互換性問題とされます。Appleはアプリを再処理してパッケージを作り直し、開発者側の操作なしで起動できる状態へ直しています。Appleは2025年、2026年4月以降に提出するwatchOSアプリへ64ビット対応とwatchOS 26 SDKでのビルドを求めると案内していました。

影響を受けたアプリ名と本数、問題が起きる端末やビルドの条件は公表されていません。今回確認できるのは配布用バイナリの互換対応であり、Appleが各アプリの機能やソースコードを変更したという説明ではありません。正式版までにすべての対象が直るかも、公開情報だけでは断定できません。

App Storeが配布だけでなく、OS移行時の互換性を保つ修復レイヤーとして動いた例です。利用者には『新機能なし』の更新に見えますが、その裏ではプラットフォーム側が古いバイナリを新しい実行環境へつなぎ直しています。