2026/10/02 07:17

Mac向け.pkg、旧証明書のままでは2027年2月からインストール不可に

Appleは10月1日、Macアプリの配布に使う旧Developer ID認証局が2027年2月1日に失効すると告知しました。影響を受ける証明書で署名したインストーラー(.pkg)は、その日以降インストールできなくなります。一方、安全なタイムスタンプ付きで署名・公証済みのMacアプリは、引き続き動作するとしています。

Apple Developer Newsの公式画像。証明書やインストーラーの画面ではない
画像: Apple Developer News(告知元の公式画像)

開発者は旧証明書を確認し、.pkgを再署名

Developer IDは、App Storeの外で配るMacソフトウェアに開発元を示す署名です。Appleは開発者に対し、2027年2月1日までに失効する証明書を調べ、旧認証局が発行したものなら現行のG2認証局で作り直すよう求めています。対象の.pkgは期限前に新しい証明書で再署名が必要です。

期限だけでは発行元を確定できません。Appleの手順では、キーチェーンアクセスで証明書の発行者を開き、Organizational Unitが「Apple Certification Authority」なら交換対象、「G2」なら交換不要と確認します。古いXcode 11.4以前を使っている場合は、証明書を作る前に更新が必要です。

既存アプリは継続、今後の更新には新証明書

すでに署名・公証され、安全なタイムスタンプを含むMacアプリは、旧認証局の失効だけで動かなくなるわけではありません。ただし、そのアプリを今後更新して配布する際は、新しい証明書と安全なタイムスタンプが必要です。G2認証局自体は2031年まで有効ですが、そこから発行する個々の証明書は毎年更新します。

Macユーザーにとって差が出るのは、手元の既存アプリを開く場面と、古い.pkgから新たにインストールする場面です。後者が期限後に失敗する場合、配布元による再署名済みパッケージが必要になります。影響する.pkgの具体的な一覧をAppleは示していません。