2026/08/28 07:08

Apple製AIサーバーの内部画像か 最大32枚の演算基板

Apple製AIサーバーとされる筐体の内部写真がXで公開されました。MacRumorsは、1台に最大32枚の演算基板を収容する構成と分析しています。基板にはAppleロゴ入りのチップが見えますが、投稿で付けられた「M5サーバー」という説明やPrivate Cloud Compute(PCC)用途は、Appleが確認したものではありません。

Apple製AIサーバーとされる筐体から複数の演算基板を引き出した写真
画像: 徐静环境(@hsuchingpo)/ X

4列の着脱式基板、チップにはAppleロゴ

Xアカウントの徐静环境氏は8月24日、蓋を開けたラックマウント筐体、引き出した基板、チップ周辺の接写を投稿しました。筐体内は4列に分かれ、各基板はキャリアに載り、青と赤のレバーで着脱する構造です。MacRumorsは配置図と写真から、1台に最大32枚の基板が入ると数えています。

蓋を開けたApple製AIサーバーとされる筐体に演算基板が並ぶ写真
筐体内に並ぶ着脱式の演算基板。画像: 徐静环境(@hsuchingpo)/ X

基板の接写では、中央の大きなパッケージにAppleロゴがあり、その横にNANDフラッシュとみられるチップが2個並びます。ただし、写真から読める範囲にM5を示す型番はありません。Apple製シリコンらしい外観は確認できますが、チップ世代までは特定できません。

PCC用途とM5世代はまだ推定

投稿者は一連の写真を「Apple M5サーバー」と呼び、返信ではPCC用である可能性が高いと説明したとMacRumorsは報じています。別の返信にあるMac Studioとの組み合わせや、Apple以外は起動できないという説明も、公開仕様や識別情報による裏付けはありません。写真が実際の運用機か、試作機や検証機かも不明です。

一方、AppleはヒューストンでAppleシリコンを使う高度なAIサーバーとロジックボードを製造し、米国内のデータセンターへ出荷していることを公表済みです。PCCは複雑なApple Intelligence処理をクラウド側へ送り、データを保存しない仕組みとして説明されています。今回の写真はそのハードウェア像と整合しますが、公式情報だけで同じ機種だとは結び付けられません。

AppleのAI基盤は、これまで製造現場の写真や構成図までしか見えませんでした。今回の4枚は演算基板の交換単位や実装密度を具体的に見せます。ただし、見えた構造と投稿者が付けた製品名・用途は、分けて読む必要があります。