2026/08/15 12:09
OpenAI、GPT-5.6 Solを最大14倍高速化 Ultrafastを限定公開
OpenAIは8月13日、GPT-5.6 Solを標準処理の最大14倍で動かす「Ultrafast」モードを、APIの選定顧客向けに限定公開しました。Cerebrasの基盤で毎秒最大750出力トークンを生成します。価格と一般提供日はまだ案内されていません。
毎秒750トークン、Fast modeとは別の速度層
UltrafastはGPT-5.6 Solを使いながら、標準処理比で最大14倍、1秒あたり最大750出力トークンを狙うサービス層です。小さなモデルへ切り替えて待ち時間を縮めるのではなく、最上位モデルをリアルタイムに近づける設計です。
すでに一般のAPI顧客が使えるFast modeは、Solで標準処理の最大2.5倍です。Ultrafastはそれとは別の限定プレビューで、現時点ではChatGPTやCodexの画面から選べるモードとしては発表されていません。
障害対応や音声から先に検証
OpenAIは、障害発生中のログ・トレース・会話の解析、金融調査、不正取引の確認、音声サポート、在庫確認、実験の反復を候補に挙げています。社内の障害対応でも、仮説を立てて次の確認や修正案を用意する時間を縮めていると説明します。判断と本番反映は引き続きエンジニアが担います。
提供はまず少数の企業から始まり、容量に応じて広げる方針です。14倍と750トークン毎秒はいずれも上限表現で、実際の速度、料金、利用条件は一般公開時に改めて確認する必要があります。
AIの速度競争は、小型モデルの即答だけでなく、最上位モデルを会話や障害対応の時間感覚へ近づける段階に入りました。Ultrafastが限定枠を越えるかは、速度だけでなく価格と容量で決まります。
