E Ink、カラー電子ペーパー「Kaleido 4」発表 白の反射率15%改善
E Inkは10月15日、カラー電子ペーパーの新世代「Kaleido 4」を発表しました。前世代と比べて白の反射率が15%、コントラストが50%高いとしています。カラー電子書籍端末で気になりやすい、背景の暗さや画面のざらつきに関わる改良です。ただし、この数値はメーカーの発表値で、KindleやKoboへの採用はまだ発表されていません。
白さとコントラストを改善、動画は最大18fps
E Inkによると、Kaleido 4は前世代より色域容積が2倍となり、白の反射率が15%、コントラストが50%向上しました。色域容積は色の表現範囲を示す指標であり、表示できる色の数と同じ意味ではありません。画面の粒状感も目立ちにくくなると説明していますが、実機での見え方を比較した独立の測定結果は示されていません。
新しい酸化物TFTの背面回路は、より速い画面更新を支えます。E Inkは新しい制御アルゴリズムと合わせ、最大18コマ/秒の動画再生が可能だとしています。一般的な液晶や有機ELの動画表示と同等になったという発表ではなく、読書端末のページめくりや図表の表示をどう改善するかが中心です。
初採用はHanvon製ノート端末
最初の採用製品として、E InkはHanvon Technologyの電子ペーパーノート「M10C II」を挙げています。同社によれば、Kaleido 4にHanvon独自の制御技術とT2000コントローラーを組み合わせ、M10C IIのページめくりとスクロールは27%速くなりました。この27%は端末全体の組み合わせによる数値で、Kaleido 4搭載製品すべてに当てはまる保証ではありません。
E Inkは、Kindle、Koboなどへの採用予定や、日本でのM10C IIの発売日・価格をこの発表で示していません。いま販売されているカラー端末の買い替え時期を決めるには、各メーカーが実際の搭載製品と国内での販売条件を公表する必要があります。
